京浜東北・根岸線で活躍していた209系ですが、E233系1000番台への置き換えが終わり、一部車両は短編成化の上で他線にコンバートされています。
南武線には6両編成で209系2200番台となってコンバートされてきました。
南武線のカラーリングである黄色・オレンジ色・茶色(ぶどう色)の3色のラインをまとい、行き先表示がLEDになりました。
209系独特の音だった発車時のインバーターの音は聞こえなくなり、代わりに改造されたE217系と同様にE233系発車時の走行音が聞こえるようになっていました。
コメント
209系の改造車は全て行先表示がLED化され、インバーターもIGBT素子のVVVFに交換され出場していますね。かつて生え抜きで登場した頃にはGTOサイリスタのVVVFインバーターが搭載されていましたがこのタイプは残念なことに故障を多発させてしまうという一大事を招いてしまっていました。
209系は京浜東北線から撤退後、多くの編成が房総各線に転属し、空気式のドアを持つ編成が2000番台、電気式のドアを持つ編成が2100番台を名乗り4両、6両の編成が活躍中であります。これについては行先表示のLED化やインバーター取り替え、更に先頭車のセミクロスシート設置やトイレの設置も行われまさにローカル運用に特化したものと言いたいところですが南武線の場合だと行先表示がLED化される以外は車内が原形と全く同じなので、京浜東北線の名残を味わいたい人にとっては是非とも乗ってみてもらいたいと思います。
ちなみに生え抜きで登場した際に聞けた独特の走行音は八高線209系やりんかい線70-000系などでまだまだ聞くことはできます。南武線にも生え抜きで南武線に登場した行先表示が幕のままの0番台が1編成残存しています。
新幹線エキスパートさん、こんばんは。
209系に関する詳しい解説を頂き、ありがとうございます。
撮影したこの車両に川崎から宿河原まで乗ったのですが、確かに車内の雰囲気は車番を除いて特に違和感を感じませんでした。
京浜東北線の頃と変わっていないというのは納得です。
南武線は意外にバリエーションが豊富な路線なので、また機会を見つけて撮影したいと思っております。