小田原で少し時間がありましたので、箱根登山鉄道にも少し立ち寄ってみます。
箱根登山鉄道の小田原-箱根湯本間は、長らくの間、軌間1067mmの小田急の車両と軌間1435mmの箱根登山鉄道の車両が両方走れる三線レールとなっていました。
しかし小田原-箱根湯本間の列車は、すべて小田急の車両で運行するように変わったので、車庫のある入生田と箱根湯本の間を除いて1067mmのレールのみになってしまいました。
さらに新宿から箱根湯本まで直通する急行運用も廃止されましたので、現在小田原-箱根湯本間を走るのは、小田急の車両による各停と新宿方面直通のロマンスカーのみです。
この各停に使われている車両のうち、1000形4両編成について箱根登山鉄道のカラーリングにあわせた箱根登山線バージョンが登場しました。
●小田原駅 東海道線上りホームより
●箱根湯本駅にて
目に鮮やかな赤系の外観を見ると、箱根に向かうぞ~というイメージが確かに湧いてくるように思います。
このカラーリングで新松田-小田原-箱根湯本間を往復していますが、全部で4編成しかないので、時には8000形や1000形オリジナルバージョンなど普通のカラーリングの車両もやってきます。
●箱根板橋駅にて・1000形オリジナルバージョン
全車両ロングシートというのが玉に瑕ですが(苦笑)、これからも箱根へのアプローチを担う形で活躍することでしょう。