大宮と高麗川(こまがわ)の間を結ぶJR川越線。
川越から大宮の間は、埼京線の方が馴染んでいるように10両編成の電車が往復しています。
川越から先、高麗川までの間はぐっとローカル色が強まり、4両編成の電車が高麗川や八高線に入って八王子まで足を伸ばしています。
この川越線の高麗川方面の運用に着く電車の中には、ちょっと変わった経歴を持つ電車(209系3100番台)がいます。
埼京線は、大崎から先、東京臨海高速鉄道(りんかい線)と相互乗り入れしていますが、そのりんかい線用の電車だった東京臨海高速鉄道70-000系をJRが買い取って改造投入したのが209系3100番台です。
りんかい線では6両編成と10両編成で運用していたのですが、すべて10両編成化するにあたり、一部の車両が余ってしまいました。この余った車両がJRに来たという訳です。
他の209系と比べると前面の窓まわりが違う(70-000系の面影が色濃く残る)ので、比較的わかりやすいと思います。