何やらショッキングなタイトルではありますが…(苦笑)
鹿児島中央から指宿を経由して枕崎に至るJR九州 指宿枕崎線の終着駅、枕崎駅が駅前の再開発のため、5月1日より100m移動したのだそうです。
◇南日本新聞のWebサイトより…http://373news.com/2000picup/2006/04/picup_20060427_4.htm
ただ移動しただけなら、そんなに驚くこともないのですが、移動に伴って駅舎がなくなりホームだけの駅になってしまいました。
実はこの枕崎駅の駅舎は、元々伊集院から薩摩半島の海岸部を通って、枕崎への鉄道を走らせていた旧 南薩鉄道の駅舎でした。枕崎に鉄道が来たのも南薩鉄道の方が先で、国鉄が後から乗り入れた形です。
そんな経緯もあってか、南薩鉄道が鹿児島交通と名前が変わり、乗客減などの理由で1984年に廃止になった後も国鉄・JRは旧 南薩鉄道時代の駅舎をずっと使い続けていたのだそうです。
今回、枕崎駅周辺の再開発を兼ねて、駅舎があったあたりを地元のスーパーが買い取り、増床の上移転することが決まりました。
そのかねあいでJRの駅が100m移動することになったとのこと。
ただ、以前からJR側は無人駅だったので、移動後もあえてホームのみにしたようです。
移転に先駆けて駅舎は3月に壊してしまったそうです。
下記の画像はたまたま2004年に枕崎を訪れた時に撮影したものですが、駅舎はともかく「日本最南端の始発駅」と大きく書かれた灯台のモニュメント(この裏は日本最南端の終着駅と書かれている)は、どうなったのでしょう?
ちょっと気になってますので、どなたか近くまで行かれたらレポートしてきて下さい(笑)