つくばエクスプレスの車両はTX-1000系とTX-2000系の2種類があります。
その1で写っているのはTX-2000系、こちらはTX-1000系。
見た目はまったく一緒です。中の感じも一緒なのでぱっと見では見分けがつきません。
見分け方は、ナンバープレートがTX-1000系は青、TX-2000系が赤というこれだけです。
なぜ2種類あるかというと、つくばエクスプレスは電気供給が直流の区間と交流の区間が両方あり、TX-1000系は直流区間(秋葉原-守谷)のみ走れ、TX-2000系は直流・交流の全区間を走ることができるように設計されているためです。
なぜ交流区間があるかというと、茨城県八郷町柿岡にある気象庁地磁気研究所で大正時代から地磁気の観測をしているのですが、首都圏と同じように直流1500Vで電車を走らせると地磁気観測に影響が出てしまうことから、この周辺で電車を走らせる時は交流20000Vで電車を走らせています。
常磐線の取手から先、水戸線全線が交流電化なのも同じ理由だそうです。
直流と交流の切り替え区間(デッドセクション)は守谷-みらい平間にあります。
この間、電車は電気をもらえないので惰性だけで通り過ぎます。
常磐線の昔の電車(403系とか485系特急電車)は、取手-藤代間のデッドセクションを通り過ぎる時、電車の照明が消えるので通過がわかったのですが、さすがに最新型だけあってつくばエクスプレスでは電気は消えませんでしたよ(笑)
コメント
常磐線の取手⇔藤代と同じ方法で
交流と直流の境界線が有りますのは、
東北本線黒磯駅(栃木県黒磯市)の
他に、水戸線の小山⇔小田林などですが、
常磐線と水戸線は、電車が通過の際に
切替を行いますから、車内の照明設備が
一時的に消えます。 筑波エクスプレスの
2000形電車も同じ仕組みでしょうか?
お教え願います。
渡辺さん、こんにちは。
デッドセクションの仕掛けは同じでしょうから、通過する電車の対応も同じような構造ではないかと思います。
残念ながら専門家ではないので詳しいことはわかりません。期待に添えなくてごめんなさい。
鉄道雑誌の特集やたくさんある鉄道趣味の方々のWebサイトに載っているかも知れませんので探してみて下さいませ。
そうでしたか。たった一つの施設の為に交流にせねばならないとは・・・・。これでまた一つ知識が増えた気がします。つくばエクスプレスにも交直流双方に対応している車種と直流のみに対応している車種があるとは知りませんでした。「はやぶさ」に乗る以前は直流と交流を意識していなかったので・・・。
最後になりますが、コメントありがとうございました。
新幹線エキスパートさん、こんにちは。
こちらも読んで頂き、ありがとうございました。
つくばエクスプレスのような新しい鉄道でも厳格に交流・直流を区分けしていることが、私には新鮮だったのでこの記事を書いてみました。
#元ネタはwikipediaがベースです。
こういうのを気にし出すと、東日本の50Hz交流と西日本の60Hz交流という点にも注目したくなりますので、納得がいくまで調べてみて下さいませ。