九州2日目の午前中は、長崎港から船に乗って、端島(軍艦島)へ。
●端島(軍艦島)(2014年2月10日撮影)
付近に広がる海底炭鉱の一つとして、石炭を掘り続け、明治から昭和にかけての日本の工業近代化に大いに貢献しました。
最初は小さな岩だけの島でしたが、炭鉱に関する施設と従事する人たちの居住空間を用意するために埋め立てられ、いつしか軍艦のような外観になったことから「軍艦島」と呼ばれるようになりました。
その後、基幹エネルギーが石油に変わったことを受けて廃鉱となり、1974年に無人島となりました。
それから40年、当時建てられた建物が自然の猛威のなすがまま、少しずつ朽ちていき、今に至っています。
日本の産業近代化を支えた遺産として再評価され、現在は世界遺産の暫定リストにも掲載されていますが、現地を案内して下さった方の話では、朽ち果てるのをこれ以上抑えるのは難しいかも…というお話を伺いました。
わずかな時間でしたが、今の軍艦島の様子を見ることができたのは良かったです。